【築30年・残置物あり】町田市の空き家を売るには?売却相場・補助金・手放し方を解説

相続した町田の実家に、家具や遺品がそのまま残っている——片付けに手を付けられないまま、空き家を抱えている方に向けて書きました。

「家の中に親の荷物がぎっしり残っていて、どこから手を付ければいいか分からない」

「遺品整理の費用が高そうで踏み出せない」

「片付けてからでないと売れないのではないか」

町田市で空き家を抱える方から、こうした声をよく聞きます。たしかに残置物が大量にあると、それだけで気持ちが重くなります。けれども家財や遺品が残ったままでも、片付けをせずに手放せるルートがあります

この記事では、町田市の空き家率・売却相場・補助金という実データをもとに、築30年・残置物ありの空き家を無理なく手放すための道筋を整理します。

目次

まずは「あなたの空き家の状態」を整理しましょう

残置物の放置が引き起こすリスク

家財や遺品が残ったまま空き家を放置すると、リスクは時間とともに積み上がっていきます。町田市は丘陵地に大規模な住宅団地が広がり、バス便のエリアでは管理の目が届きにくく、残置物の残る家ほど傷みや害虫の発生が見過ごされやすいという特徴があります。

荷物が残ったままの室内は湿気がこもりやすく、カビやネズミ・害虫の温床になりがちです。築30年・新耐震の比較的しっかりした建物でも、残置物を抱えたまま放置すると、室内環境の悪化が建物価値そのものを下げてしまうことがあります。

さらに見落とされがちなのが行政リスクです。残置物があるために手続きが止まり放置が長引くと、町田市から「特定空家等」や「管理不全空家等」に認定され、固定資産税の住宅用地特例が外れて税額が上がるおそれがあります。

庭木の越境や外構の荒廃で近隣に迷惑が及べば、所有者としての責任を問われることもあります。つまり「片付けられないから動けない」状態の放置は、価格の下落と税負担・近隣トラブルのリスクを同時に招くのです。

残置物ありで起きやすい典型的なトラブル

家財や遺品が残ったままの空き家では、次のようなトラブルが重なって表れることが多くなります。

  • 片付け費用の負担:戸建て一軒分の遺品整理は数十万円規模になることもあり、持ち出しの大きさが行動を止める
  • カビ・湿気・におい:荷物が詰まった室内は換気が悪く、カビや独特のにおいが発生しやすい
  • 害虫・害獣の発生:放置された食品や紙類がネズミ・虫を呼び込み、被害が広がる
  • 相続人どうしの意見の食い違い:「何を残すか・処分するか」で話がまとまらず、片付けが進まない
  • 遠方からの片付けの難しさ:仕事や住まいの都合で町田へ通えず、何度も足を運べない

これらは単独ではなく連鎖して進むのが厄介な点です。片付けが進まないから放置し、放置するから室内環境が悪化する——残置物の問題は「片付けないと売れない」という思い込みが、行動を止める一番の原因になりがちです。だからこそ、その思い込みを外すことが手放しへの近道になります。

手放したいのに動けない心理

「親の荷物を勝手に処分するのは気が引ける」「あれだけの量を片付けるのは到底無理だ」「片付けてからでないと売り出せないと思っている」——残置物の残る空き家を前にすると、こうした思いが行動を止めてしまいがちです。

とくに遺品が多いほど、「まず片付けなければ」という重圧が先に立ち、最初の一歩が踏み出せない方が少なくありません。

けれども実際には、家財や遺品が残ったまま・現状のまま引き受けてくれる買取の仕組みがあります。築30年は新耐震基準(1981年6月以降)に該当し、建物の状態が比較的良ければ買い手が住宅ローンを使えるため、土地だけでなく建物にも一定の評価がつくことがあります。

「片付けてから」ではなく「片付けずに」売れると分かるだけで、止まっていた気持ちが動き出します。まずは「いくらになるか」を知ることが、その最初の一歩になります。

東京都の空き家売却相談窓口|5社比較して分かった後悔しない売却方法

町田市の空き家事情(空き家率・人口動態・地価のリアル)

空き家率:町田市9.38%・郊外団地で相続空き家が増加

総務省「令和5年住宅・土地統計調査」によると、町田市の空き家率は約9.38%(全国815市区中83位)です。

東京都全体では11.0%で、2018年の10.6%から上昇しており、都道府県別では低い方から4番目(全国44位)と全国でも空き家率が低いグループに入ります。

いずれも全国平均13.8%を下回ってはいますが、東京都の空き家”数”は約89.7万戸と全国最多で、母数の大きさゆえに管理されない空き家の絶対数は決して少なくありません。

町田市で空き家が積み上がっている主因は、多摩ニュータウンに隣接する大規模団地・バス便住宅地の超高齢化です。高度成長期に一斉入居した世代が高齢化し、相続後に子世代が都心や他県へ出てしまうことで、相続後の手続きが先送りされたまま放置される家が増えています。

とくに親が長年暮らした家には家財や思い出の品が大量に残り、「片付けが進まない」ことが放置の引き金になりがちです。率としては全国平均より低くても、「郊外の丘の上で売れずに残る家」という形で問題が局所的に深刻化しているのが町田市の実態です。

町田市・東京都 空き家に関する主要データ(参考値)

項目町田市東京都全国平均
空き家率(2023年)約9.38%(815市区中83位)11.0%(全国44位)13.8%
空き家数(2023年)約2.1万戸(参考値)約89.7万戸(全国最多)約900万戸
特記事項多摩ニュータウン隣接の大規模団地・バス便住宅地で相続空き家が増加

出典:総務省「令和5年住宅・土地統計調査」|総務省統計局トップページ(市区町村別の空き家率は815市区中の順位として公表。空き家数は確報の市区町村別表をもとにした参考値)

人口動態:減少局面に入った町田市と団地の超高齢化

町田市の人口はおよそ43万人規模で、東京郊外の主要都市として一定の住宅需要を保っています。ただし市全体としては緩やかな減少・高齢化の局面に入っており、とりわけ丘陵地に造成された大規模団地では入居世代の高齢化が一気に進み、世帯の縮小と空き家化が同時に起きています

駅前は若い世代でにぎわう一方、バス便の団地周辺では「住む人がいない家」が点在する——この二極化が町田市の住宅事情の特徴です。

相続人の多くは都内の他区や神奈川、あるいは地方に暮らしており「実家はあるが、残された家財を片付ける時間も体力もない」状態に陥りがちです。

築30年・残置物ありという条件は、この「片付けられないまま放置が続く」流れの典型といえます。だからこそ、片付けの重圧で立ち止まる前に、片付けずに売れる選択肢を知っておくことが重要になります。

地価の推移と売れやすい立地・売れにくい立地

町田市の地価は町田駅周辺や小田急線・横浜線の駅近では底堅く、エリアによっては上昇傾向が見られる一方、駅からバス便の丘陵団地や急傾斜の住宅地では弱含みという二極化が続いています。

築30年・新耐震の物件は、建物が比較的しっかりしていれば買い手が住宅ローンを使えるため、土地値に加えて建物にも評価が乗りやすいのが特徴です。残置物があっても、現状渡しに対応する買取なら室内の状態を理由に大きく評価が下がりすぎることなく取引できます。

売れやすい立地の特徴

  • 町田駅・小田急線・JR横浜線の駅から徒歩15分以内の平坦地
  • 南町田グランベリーパークや成瀬・つくし野など生活利便性の高い人気エリア
  • 区画の整った旧分譲地で接道条件が良い40〜60坪前後の整形地
  • 新耐震で建物がそのまま使える状態の良い中古戸建
  • 近隣にスーパー・学校・医療機関がそろうファミリー需要の強い住宅地

売れにくい立地の特徴

  • 駅からバス利用が前提の木曽・山崎などの大規模団地周辺
  • 造成地特有の急傾斜地・高低差の大きい区画(擁壁の補修負担が懸念される)
  • 公共交通へのアクセスが徒歩・バスとも不便な丘陵奥部
  • 接道が幅員4m未満で再建築が難しい物件
  • 残置物が大量で室内環境の悪化が進んでいる住宅

こんなに荷物が残った家でも売れるのか——その答えは、査定を受けて初めて見えてきます。町田市内の物件なら、片付ける前でも電話一本から無料で確認できます。

町田市で空き家を売る3つの方法

築30年・残置物ありの町田市の空き家を手放す方法は、大きく3つあります。残置物が残る物件では「片付けずに引き受けてもらえるか」「現状のまま売れるか」が選択の分かれ目になります。郊外団地・丘陵地が多い町田市では、立地と荷物の量の組み合わせで最適なルートが変わる点を押さえておきましょう。

① 現状のまま売却する

家を、片付けも修繕もせずに現状のまま買取業者へ売却する方法です。仲介で一般の買い手を探すより価格は控えめになりがちですが、内覧対応や片付けの手間がかからず、現地に何度も足を運ぶ必要もありません。残置物が多い物件ほど、この「手間なく確実に手放す」ルートの利点が大きくなります。

② 残置物ありの現状渡しで売る

家具や遺品が残ったままでも、残置物込みで査定・買取をしてくれる業者があります。残置物ありの空き家にとっては、これが最も負担の少ない手放し方です。片付けをせずに引き渡せれば、遺品整理の費用も手間も省け、一度の立ち会いで完結できるケースが多くなります。

③ 自治体・公的相談制度を活用する

町田市や東京都が用意する無料の専門家相談・空家アドバイザー派遣・ワンストップ相談窓口を活用する方法です。売却そのものを代行する制度ではありませんが、相続や残置物の整理、税の悩みを整える出発点として役立ちます。

なお町田市にはかつての地域活性化施設マッチング事業のような買い手仲介の仕組みは現在なく、最終的な売却は民間の買取・仲介と組み合わせる形になります。

選択肢① 現状のまま売却する場合

町田市での売却相場

町田市の中古戸建は立地による価格差が大きく、駅近の良好な住宅地では3,000万〜5,000万円台の取引も見られます。一方で築30年・普通の状態の物件では、おおむね1,500万〜3,500万円前後が中心で、バス便の団地周辺や傾斜地ではさらに下がる傾向があります。

築30年は新耐震基準に該当し、建物の状態が良ければ買い手が住宅ローンを使えるため、土地値だけでなく建物にも評価が乗りやすいのが強みです。残置物の有無は処分費用として価格に反映されますが、現状渡しに慣れた業者なら過度に下げずに評価できます。価格を左右する主な要素は次のとおりです。

  • 建物の状態・残置物の量:室内の傷みや荷物の量で、買取後の処分・補修コストが価格に反映される
  • 駅からの距離・バス便かどうか:駅徒歩圏か、バス利用前提かで需要が大きく変わる
  • 土地の広さ・形状・高低差:整形地で平坦なほど有利。擁壁や急傾斜はマイナス要因
  • 接道条件:幅員4m以上の道路に2m以上接しているか(再建築の可否)
  • 新耐震基準への該当:1981年6月以降の建築で、買い手の住宅ローン利用が見込める

現状売却のメリット

最大のメリットは、片付けも修繕もせずに手放せることです。残置物のある家を仲介で売ろうとすると、内覧前に片付けが必要になり、買い手が見つかるまでの間も固定資産税や管理の負担が続きます。

買取であれば最短数日〜数週間で現金化でき、維持コストを早期に止められます。「まず片付けてから」という重圧を抱える必要がなく、遺品整理費用の持ち出しを避けられる点は、残置物ありの物件では特に大きな利点です。

デメリット・注意点

買取は手間なく早い反面、仲介で一般の買い手に売る場合と比べると価格は低めになりやすい傾向があります。築30年で状態が良ければ、片付けて仲介で売る選択肢もありますが、その場合は片付け・内覧対応・引き渡しまでの時間が必要です。

「早さ・手間のなさ」と「価格」のどちらを優先するかは物件しだいなので、まずは複数社の査定額を並べてトータルで判断することをおすすめします。

現状売却が向いている人の特徴

  • 家財や遺品が残っていて、片付けの費用や手間をかけたくない
  • 内覧対応や手続きに時間をかけられない
  • 遺品の処分について相続人どうしで早く区切りをつけたい
  • 固定資産税や管理の負担を早く終わらせたい

成功事例

町田市の住宅地に、両親の家財がそのまま残る築30年の戸建てを相続したAさん(50代・横浜在住)。家具も食器も衣類もぎっしり残り、「まず片付けなければ」と思うほど気が重く、何年も手を付けられずにいました。残置物込み・現状渡しに対応する業者へ相談したところ、片付けをせず現状のまま約2,400万円での買取が成立。立ち会いは一度きりで、遺品整理費用の持ち出しもなく、固定資産税の負担からも解放されました。

「荷物が残った家なんて売れるはずがない」、最初はそう思い込んでいたといいます。けれど現状渡しを扱い慣れた買取業者にとっては、残置物の処分も込みで段取りできる対象であることが多く、所有者が思うほど「売れない家」ではないケースが少なくありません。

選択肢② 残置物ありの現状渡しで売る場合

片付け不要で売れる理由

「残置物(ざんちぶつ)」とは、売却時に物件内へ残っている家具・家電・日用品・遺品などのことです。通常の不動産売却では売主が撤去するのが原則ですが、空き家買取を専門とする業者の中には、残置物が残ったままの状態で査定・買取を行うサービスを提供しているところがあります。残置物ありの空き家にとっては、これが最も負担の少ない手放し方になります。

業者側が処分費用を買取価格に織り込むため、売主は片付けをせずに売却を完了できます。戸建て一軒分の遺品整理は数十万円規模になることもあり、これを自分で手配せずに済むのは、金銭面でも精神面でも大きな安心材料です。築30年・新耐震の建物なら、室内を整えれば再販・賃貸にも使えるため、業者も前向きに評価しやすい傾向があります。

町田市で現状渡しが増えている背景

町田市では、団地世代の親が亡くなり、都内の他区・神奈川・地方に住む子世代が家財ごと家を相続するケースが増えています。「片付けに通う時間がない」「親の遺品を自分の手で処分するのがつらい」といった事情から、残置物ごと引き受けてもらえる現状渡し買取を選ぶ人が増えているのです。郊外団地・丘陵地という町田市の住宅事情が、この流れを後押ししています。

注意点:契約不適合責任について

不動産売却で知っておきたいのが契約不適合責任(けいやくふてきごうせきにん)です。これは、売却後に雨漏りやシロアリ被害など契約内容と異なる欠陥が見つかった場合、売主が補修や賠償の責任を負う可能性があるというルールです。残置物が多いと室内の状態を把握しきれず、隠れた不具合に気づきにくいため、注意が必要です。

ただし買取業者への売却では、多くの場合現状有姿・契約不適合責任免除の特約を結べます。荷物が残ったままで建物の状態を完全には確認できない物件では、この免除特約があるかどうかが安心して手放せるかの分かれ目になります。契約前に必ず確認しておきましょう。

向いているケース

  • 家の中に大量の家財・遺品が残っている
  • 遺品整理の費用や手間を避けたい
  • 親の荷物を自分の手で処分するのがつらい
  • とにかく早く・手間なく完結させたい

成功事例

町田市のバス便住宅地に、家財がそのまま残る築30年の空き家を相続したBさん(40代・都内在住)。仕事の合間に片付けへ通うことができず、遺品整理業者に頼むと数十万円かかると聞いて二の足を踏んでいた。残置物込み買取に対応した専門業者へ依頼したところ、家財をそのまま引き渡す形で内覧から約3週間で売買契約が成立。遺品整理費用の持ち出しもゼロで完結した。「片付けが終わらないと前に進めないと思い込んでいた」と、肩の荷が下りた様子だった。

選択肢③ 自治体・公的相談制度を使う場合

町田市・東京都の空き家関連制度

町田市は「町田市空家等の発生の予防、適切な管理及び活用の促進に関する条例」を制定し、所有者向けにいくつかの支援制度を用意しています。売買そのものを仲介する制度ではありませんが、相続・残置物・税の判断材料を整えるうえで役立ちます。

① 空家に関する無料相談(専門家相談・アドバイザー派遣)

  • 弁護士・司法書士・税理士・宅地建物取引士による無料の専門家相談
  • 建築の専門家を現地へ派遣する空家アドバイザー派遣(管理・活用・改修・解体の相談)

② 木造住宅の除却(解体)助成

  • 町田市の簡易耐震診断で総合評点1.0未満(倒壊の可能性あり)と判断された木造住宅の解体費用の一部を助成
  • 助成額は除却費用の2分の1・上限50万円
  • 対象は昭和56年(1981年)5月31日以前に着工した旧耐震の木造住宅。築30年(新耐震に該当)は対象外となる可能性が高い

③ 東京都の空き家ワンストップ相談窓口

  • 東京都が選定した事業者が、相続・売却・賃貸・管理・マッチングを一か所で無料相談できる窓口を設置
  • 町田市民も利用可能。残置物の整理や相続手続きの順番を相談したい段階に向く

なお、かつて町田市が実施していた地域活性化施設としての空家マッチング事業は終了しています。移住者へ橋渡しする一般的な「空き家バンク」は現状ないため、最終的な売却は民間の買取・仲介と組み合わせて進めるのが現実的です。

メリット・デメリット

  • メリット:無料で専門家に相談でき、相続・残置物・税の整理ができる。判断の出発点として安心感がある
  • デメリット:あくまで相談・支援が中心で、売却そのものは別途進める必要がある。早く手放したい場合は、相談と並行して買取査定を取る方が早い

向いているケース

急がず、まずは相続や残置物の整理、税の全体像を把握してから動きたい場合に向いています。ただし残置物を抱えたまま放置するほど室内環境が悪化し、評価が下がりやすいため、相談で方針を固めたうえで早期に買取・売却へ進むのが現実的です。

成功事例

町田市の住宅地に築30年・家財の残る実家を相続したCさん(50代)。遺品をどう整理し、売却をどう進めるか順番が分からず、まず町田市の無料専門家相談と東京都のワンストップ窓口を利用。相続登記と残置物の扱いを整理したうえで、「片付けずに現状渡しで売れる」と分かり、最終的に買取業者へ売却して長く止まっていた手続きに区切りをつけた。「無料で相談できる窓口があると知っていれば、もっと早く動けた」と話していた。

町田市の補助金・空き家対策条例

解体(除却)助成

町田市の木造住宅除却助成は、簡易耐震診断で総合評点1.0未満と判断された旧耐震(昭和56年5月31日以前着工)の木造住宅を対象に、解体費用の2分の1・上限50万円を助成するものです。賃貸用でないこと、所有者または2親等以内の親族が工事を発注すること、市税を完納していることなどの条件があります。

築30年・新耐震の物件はこの助成の対象外となる可能性が高い点に注意が必要です。そもそも築30年・新耐震の家は解体せず現状のまま売れることが多いため、解体助成を前提に考える必要は薄いといえます。

相続空き家の3,000万円特別控除(新耐震は原則対象外)

相続した空き家を一定の条件で売却した場合、譲渡所得から最大3,000万円を控除できる国の制度があります。ただし対象は昭和56年5月31日以前に建築された家屋で、築30年(1990年代後半の建築)はこの要件に該当せず、原則として対象外となる可能性が高い点に注意が必要です。

とはいえ相続で取得した不動産の売却には他の特例や取得費加算などが関わる場合もあるため、適用できる制度がないか、念のため税理士・税務署に確認しておくと安心です。

特定空き家・管理不全空き家のリスクと固定資産税

町田市でも特定空家等」「管理不全空家等への指導・勧告・命令・代執行の仕組みが整備されています。2023年12月の法改正で、放置すれば特定空家になるおそれのある家も「管理不全空家」として勧告の対象になりました。

勧告を受けると固定資産税の住宅用地特例が外れ、土地の税額が最大6倍に跳ね上がる可能性があります。残置物を抱えたまま放置し室内環境が悪化していくほど、このリスクは現実味を帯びます。

補助金を使うべきケース・使わない方が良いケース

築30年・新耐震の物件では、解体助成も3,000万円特別控除も対象外となる可能性が高いため、補助金や控除を前提にするより、現状渡しでいかに早く・手間なく売るかを優先する方が現実的です。

新耐震で建物が使える状態なら、解体せず現状のまま売る方が手残りが多くなるケースがほとんどです。残置物がある場合も、片付けを自分で抱え込まず、処分費用込みの買取査定を取って全体の手取りで比較するのが得策です。

売却ルートの比較(あなたに合う方法はどれ?)

比較項目① 現状売却(買取)② 残置物込み現状渡し③ 自治体・公的相談
売却スピード◎ 最短数週間◎ 最短数週間△ 相談中心・別途売却が必要
手間(片付け・修繕)◎ 修繕・片付け不要◎ 片付けも不要○ 方針整理に有効
売却価格の高さ△ 仲介より低め△ 処分費用が引かれる—(売却は別途)
築30年・残置物あり対応◎ 荷物ありでも対応可◎ 片付け不要で最適○ 相続・残置物の相談に有効
契約不適合責任◎ 免除可能◎ 免除可能

迷ったら査定すべき理由

「どのルートが合うか」——それは査定を受けて初めて「この荷物の残った家がいくらになるのか」「片付けずに売れるのか」が見えてきます。築30年・新耐震の物件は、残置物があっても建物が使える状態であれば、所有者が思う以上の評価がつくことがあり、「片付けないと売れないと思っていたら、そのまま買い取ってもらえた」という声も珍しくありません。

まず数字を知ること、それが「片付けの重圧」で止まっていた気持ちを動かす一番の近道です。町田市の物件でも、片付ける前に無料で確認できます。

結論:築30年・残置物ありの空き家はこう動くべき

あなたの状況別シミュレーション

3つの質問に答えるだけで、あなたの物件に合った売却ルートと相談先がわかります。最初は何から手を付ければいいか分からなくて当然です。今の状況に一番近いものを選べば大丈夫です。まずは気軽に試してみてください。

不安を減らすチェックリスト

  • 固定資産税の課税明細書を確認した(今の税負担を把握する)
  • 物件の登記情報を確認した(名義・抵当権の有無・建築時期)
  • 残置物のおおよその量・処分の要否を把握した
  • 相続人どうしで残す物・処分する物の方針を共有した
  • 少なくとも1社に無料査定を依頼した

最初の一歩は無料査定でOKな理由

無料査定は「売却の申し込み」ではありません。「今この物件はいくらになるか」を確認するだけです。残置物が残ったままでも、現地に行かず電話・メールで進められます。

残置物を抱えたまま放置すれば室内環境が悪化し、特定空家・管理不全空家に認定されれば固定資産税が最大6倍になるリスクもあり、荷物の残る家は放置するほど不利になりやすいといえます。「片付けないと売れないと思っていたのに、そのまま買い手がついた」というケースも少なくありません。まずは電話一本から確認することをおすすめします。

無料でできる次のステップ

この記事を読んでいただいたあなたに、今日から始められる3つのアクションをご紹介します。費用はいっさいかかりません。

① 町田市の物件を残置物込み・無料査定に依頼する

残置物ありの物件・築30年物件・現状渡しに対応した買取業者に、まず査定を依頼することが最も効果的な第一歩です。町田市の物件でも査定は無料で、遠方からの問い合わせにも対応しています。残置物を扱い慣れた業者ほど、片付けをせずに引き受けられる選択肢を提示してくれます。

② 複数社を比較して町田市での最高値を引き出す

1社だけの査定では、その価格が適正かどうかわかりません。残置物ありの物件は業者によって処分費用の見積もりや評価が分かれるため、2〜3社に依頼して比較することをおすすめします。とくに「片付け前提で大きく減額する業者」と「処分込みで現状のまま評価できる業者」では金額が変わることがあります。

③ 相続登記の確認を忘れずに

相続登記が未了の場合は、売却前に司法書士への相談が必要です。2024年4月から相続登記が義務化されており、相続を知った日から3年以内に登記をしないと過料の対象となる場合があります。残置物の整理と並行して、町田市の物件でも早めに名義の確認を進めることをおすすめします。

「空き家の悩みは、知識より経験者の声が一番役に立つ」

私自身も、実家を20年放置し、 何から始めればいいのか分からない状態でした。

しかし、ある正しい窓口に出会ったことで、 数週間で解決へ進み始めました。

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まとめ

町田市に築30年・残置物ありの空き家を抱えるあなたは、「あれだけの荷物を片付けるのは無理だ」「遺品整理の費用を考えると動けない」「親の物を処分するのは気が進まない」——そうした思いを抱えながら、何年も足踏みしてきたのではないでしょうか。

「まず片付けてから」と思うほど、最初の一歩が重くなる。そうした気持ちは、決して特別なことではありません。同じように悩んでいる方が、町田市だけでも数え切れないほどいます。郊外の団地や丘陵地で、荷物を残したまま灯りの消えた家が静かに増えているのが、いまの町田市の現実です。

この記事でお伝えしてきた通り、家財や遺品が残ったままでも、町田市の空き家は手放せます。片付けをせず・現状のまま引き受けてもらえるルートが整っています。築30年は新耐震基準に該当し、建物が使える状態なら住宅ローンを使う買い手にも評価され、土地だけでなく建物にも値がつきます。町田市の空き家率は約9.38%と全国平均13.8%を下回りますが、団地・バス便エリアの相続空き家は局所的に深刻で、残置物を抱えたまま放置するほど特定空き家認定や税負担増のリスクが高まります。

それでも、今日動き出せば間に合います。片付ける前でも、電話一本から始まります。「今この荷物の残った家がいくらになるか」をただ知るだけです。その一つの行動が、何年も抱えてきた重荷を下ろす最初の一歩になります。荷物の残る実家が、片付けの心配ごとごと誰かの手に渡り、再び灯りがともる。そんな未来は、あなたが思うより近いところにあります。

空き家売却で後悔しないために

空き家を売るか迷っている方や、何から始めればよいか分からない方は、まずこちらの記事をご確認ください。


売却を検討し始めた方へ

「結局どこに相談すればいいの?」 という方のために、空き家専門の買取業者を比較した記事をまとめています。

査定は無料で、申し込んだからといって売却が決まるわけではありません。 まずは選択肢を知ることから始めてみてください。

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