久留米市の空き家、売るには?状態別の売却相場・補助金・空き家バンクを解説

久留米市の空き家を売るには?状況別の相場・補助金・手放し方

相続した久留米の実家をどうすればいいか、何年も答えが出ないまま——そんな方に向けて書きました。

「家財が残ったまま」

「兄弟で二次相続になっている」

「老朽化していて売れるか不安」

「遠方で管理できない」

——状況は違っても、動き出せば解決できます。この記事では、久留米市の空き家事情・売却相場・補助金をもとに、あなたの状況に合った最適な手放し方を状態別に解説します。

▼ あなたの状況から探す
残置物あり(築30年前後)でお困りの方はこちら
二次相続(築30年前後)でお困りの方はこちら
老朽化(築40年前後)でお困りの方はこちら
遠方管理(築50年以上)でお困りの方はこちら

目次

久留米市の空き家事情(空き家率・人口動態・地価のリアル)

空き家率:久留米市は約14%(参考値)・福岡県全体は全国40位

総務省「令和5年住宅・土地統計調査」によると、福岡県全体の空き家率は12.40%(空き家数335,300戸)で全国47都道府県中40位と、全国平均13.8%を下回っています。

福岡市への人口集中で、福岡県は地方のなかでは空き家率が低い県です。久留米市の空き家数は約2万戸規模(参考値)、空き家率はおおむね14%前後(参考値)とみられます。

市区町村別の細かな数値は参考値として扱い、確定値で公表されている福岡県全体の数値を基準にしています。中心部は需要が堅調な一方、郊外・山間部で放置空き家が増える二極化が進んでいます。

久留米市・福岡県 空き家に関する主要データ(参考値)

項目久留米市(参考値)福岡県全国平均
空き家率(2023年)約14%(参考値)12.40%(全国40位)13.8%
空き家数(2023年)約2万戸(参考値)335,300戸約900万戸
特記事項中心部は堅調、郊外・山間部で放置増

出典:総務省「令和5年住宅・土地統計調査」

福岡県の空き家売却相談窓口|5社比較して分かった後悔しない売却方法

人口動態:中核市としての底堅さと郊外・遠方相続の課題

久留米市は人口約30万人の福岡県南部の中核市で、聖マリア病院や久留米大学病院をはじめとする医療・教育の集積から一定の住宅需要を保っています。将来人口の見通しは周辺市町村より高めに推移すると予測され、地方都市のなかでは住宅が動きやすいエリアです。

福岡市まで西鉄特急で約30分というアクセスの良さがある一方、相続人が福岡市や関西・関東に出てしまい、遠方から管理しきれないケースが増えています。

地価の推移と売れやすい立地・売れにくい立地

不動産情報サイトの集計によると、久留米市の中古戸建ての平均的な相場はおおむね2,000万円台で、過去10年は上昇傾向にあります。ただしこれは状態の良い物件を含む平均で、実際の相場は築年数・状態によって大きく異なります(詳細は各状態のセクション参照)。

売れやすい立地の特徴

  • 西鉄天神大牟田線(西鉄久留米・花畑・櫛原など)の駅から徒歩15分以内
  • 西鉄久留米駅・JR久留米駅周辺の中心市街地に近い住宅地
  • 学校・スーパー・病院が近い生活利便性の高い平坦地
  • 40〜60坪の整形地で接道条件が良い物件

売れにくい立地の特徴

  • 耳納連山周辺の山間部・中山間地域(田主丸・草野の山側など)
  • 筑後川周辺の浸水リスク地域に立地する物件
  • 公共交通の便が悪く車前提の郊外
  • 接道が幅員4m未満の再建築不可物件

状態別に見る売却方法とポイント

久留米市の空き家は、状態によって最適な売り方が変わります。あなたの状況に近いものから確認してください。

① 残置物あり(築30年前後)でお困りの方

「家具も家電も遺品も、何から手をつければいいか分からない」「片付けに通う時間も体力もない」「処分費用がいくらかかるか不安」——残置物ごと引き取る現状渡しで売却できるルートがあります。

売却相場(築30年前後・中古戸建て):700万〜1,500万円(新耐震基準で住宅ローンが組みやすく、残置物込みでも買い手がつきやすい価格帯。出典:国土交通省 不動産情報ライブラリ・参考値)

湿気がこもりやすい平野部の気候で、残置物にカビや害虫・害獣が発生しやすいのが久留米市の特徴です。買取業者側が残置物の処分費用を買取価格に織り込むため、売主は一切の片付けをせずに売却が完了します。なお、空き家バンク登録には原則として残置物の撤去が必要なため、片付け不要の買取ルートが現実的です。

久留米市諏訪野町の住宅地に、親の家財がそのまま残る築30年の空き家を相続したAさん(60代・福岡市在住)。仏壇や大量の衣類、家具が残り、片付けを考えるだけで気が重い状態でしたが、残置物込みで査定する買取業者に相談。片付けをせずに980万円での買取が成立しました。(体験談・参考)

② 二次相続(築30年前後)でお困りの方

「二次相続で名義が複雑になり、誰がどう動くか決まらない」「兄弟で意見が割れて売却の話が進まない」——査定額という客観的な数字が、兄弟の話し合いを一気に進めるケースが多くあります。

売却相場(築30年前後・中古戸建て):800万〜1,800万円(新耐震基準で住宅ローンが組みやすく、相続人間で公平に分配しやすい価格帯。出典:国土交通省 不動産情報ライブラリ・参考値)

数次相続で共有名義のまま放置され、相続登記や意思決定が進まないケースが多い土地柄です。現状のまま買取業者に売却すれば価格・入金時期が早く確定し、兄弟間で公平に分配できます。共有名義の場合は相続人全員の同意・署名が必要になるため、早い段階で連絡体制を整えておくことが大切です。

久留米市花畑の住宅地に築31年の木造2階建てを兄弟3人で相続したAさん(60代・福岡市在住)。誰が主導するかで話が止まり1年以上空き家のままでしたが、試しに買取査定を依頼したところ1,250万円という具体的な数字が出て話し合いが一気に進行。査定から約1か月で売却が成立しました。(体験談・参考)

③ 老朽化(築40年前後)でお困りの方

「こんなにボロボロの家を買う人なんているのか」「解体費用に何百万円もかかると聞いて怖くなった」——古家付き土地としての現状売却で、解体費用を出さずに手放せます。

売却相場(築40年前後・中古戸建て):300万〜1,000万円(老朽化で建物評価はほぼ見込めず、土地の価値が中心となる価格帯。出典:国土交通省 不動産情報ライブラリ・参考値)

筑後川流域の平野部で湿気がこもりやすく、シロアリ被害や木材の腐朽が進みやすいのが久留米市の特徴です。耳納連山ふもとや郊外の農村部は樹木の繁茂・塀の傾きが近隣トラブルや倒壊リスクにつながりやすい点にも注意が必要です。久留米は中核市で土地の需要が底堅く、老朽家屋でも土地値で買い手がつきやすいのが強みです。

久留米市北野町に築43年の木造平屋を相続したAさん(60代・福岡市在住)。雨漏りとシロアリ被害で人が住める状態ではなく解体費用の見積もりに二の足を踏んでいましたが、古家付き土地として買い取る業者に相談。解体せずに480万円で買取が成立しました。(体験談・参考)

④ 遠方管理(築50年以上)でお困りの方

「築50年以上の旧い家に買い手なんてつくのか」「解体費用も出せず、ただ固定資産税だけ払い続けている」——遠方在住のまま電話・メール・郵送で完結できる売却ルートがあります。

売却相場(築50年以上・中古戸建て):数十万〜500万円(旧耐震基準で住宅ローンが組みにくく、現金購入層が中心の価格帯。出典:国土交通省 不動産情報ライブラリ・参考値)

築50年以上は1981年6月より前の「旧耐震基準」で建てられているため、買い手が住宅ローンを組みにくく、現金で購入する投資家や土地として再活用する事業者が主な買い手になります。解体を前提に土地値で買い取るケースも多く、遠方在住のまま現地に行かずに手続きを完結できます。

久留米市草野町に築55年の木造平屋を相続したAさん(60代・大阪在住)。電話で問い合わせ、書類はすべてメール・郵送でやり取りできる買取業者に依頼したところ、久留米に来ることなく土地値で320万円の買取が成立。固定資産税と管理の負担がゼロになりました。(体験談・参考)

久留米市で空き家を売る3つの方法

① 現状のまま売却する

物件を現状のまま買取業者に売却する方法。電話・メール・郵送で手続きを完結できる業者も多く、久留米まで来る回数を最小限に抑えられます。老朽化した物件でも土地値で、遠方管理の物件でも現地不要で査定を受けられます。

② 残置物ありの現状渡しで売る

家具・家電・遺品などの残置物がそのままの状態で売却する方法。片付けが最大のハードルになっている方、二次相続で「誰が片付けるか」揉めている方に特に適しています。

③ 空き家バンク・自治体制度を活用する

久留米市空き家情報バンクや市の補助制度を活用する方法。状態の良い物件・急がない方に向いていますが、登録には原則として残置物の撤去が必要になることが多く、老朽化が著しい物件は登録が難しいケースもあります。

久留米市の補助金・空き家対策条例

① 久留米市空き家活用リフォーム助成事業補助金(買い手/借り手側への補助)

居住または賃貸を目的に空き家をリフォームする方の改修費用を補助。最大50万円。状態の良い物件は成約しやすくなります。

② 久留米市老朽危険空家等除却促進事業(解体費補助)

市内の木造で、使用実態がなく、危険度判定の基準を満たす老朽空き家の除却工事費用を補助。除却工事費用の2分の1・上限65万円。築30年・状態の良い物件は対象外の可能性が高い一方、築40年以上・老朽化した物件は対象になりやすい制度です。市内業者への発注、契約・着工前の事前協議が必要。

③ 跡地の固定資産税減免(期間限定)

令和6年6月15日から令和10年12月31日までに、勧告前に解体された老朽危険空き家の跡地が対象。解体後の跡地の固定資産税を、解体前と同等の水準に減免する期間限定制度です。更地化で税が上がる不安を抑えられるため、解体して売る選択がしやすくなります。

④ 空き家の譲渡所得 3,000万円特別控除

昭和56年5月31日以前に建築された建物が対象。築50年以上は該当する可能性が高い一方、築30〜40年は対象外の可能性が高いため、必ず税理士等の専門家に事前確認してください。

久留米市でも「特定空家」「管理不全空家」の認定と行政指導・勧告・命令・代執行の仕組みが整備されています。勧告を受けた段階で、固定資産税の住宅用地特例が外れ、土地の税額が最大6倍になる可能性があります。

※制度の要件・受付期間・予算枠は年度により変わります。利用前に必ず久留米市の担当窓口で最新情報を確認してください。

売却ルートの比較(あなたに合う方法はどれ?)

比較項目① 現状売却(買取)② 残置物込み現状渡し③ 空き家バンク
売却スピード◎ 最短数週間◎ 最短数週間△ 数か月〜1年以上
遠方対応のしやすさ◎ 現地不要で完結可能◎ 片付け不要・現地不要✕ 管理継続が必要
老朽化・残置物への対応◎ 土地値で対応◎ 古家・残置物ごと可✕ 撤去が前提
複数相続人への対応◎ 価格・入金が早く確定◎ 片付け分担も不要△ 管理継続で負担が偏る
契約不適合責任◎ 免除可能◎ 免除可能△ 要確認

「どのルートが合うか」——査定を受けて初めて「この物件はいくらになるのか」が見えてきます。まず数字を知ること、それが何年も続いた迷いを終わらせる一番の近道です。久留米市の物件でも、状態や状況を問わず無料で確認できます。

無料でできる次のステップ

① 久留米市の物件を現状買取・無料査定に依頼する

残置物あり・二次相続・老朽化・遠方管理、どの状況でも、まず査定を依頼することが最も効果的な第一歩です。久留米市の物件でも査定は無料で、福岡市圏に拠点を持つ業者も対応しているため選択肢は広いです。

② 複数社を比較して久留米市での最高値を引き出す

1社だけの査定では、その価格が適正かどうかわかりません。残置物の評価や老朽物件の評価は業者によって差が出やすいため、2〜3社に依頼して比較検討することをおすすめします。

③ 相続登記の確認を忘れずに

相続登記が未了の場合は、売却前に司法書士への相談が必要です。2024年4月から相続登記が義務化されており、相続を知った日から3年以内に登記を行わないと過料の対象となる場合があります。二次相続の場合は名義がさらに複雑になりやすいため、久留米市の物件でも査定と並行して早めに動くことをおすすめします。

「空き家の悩みは、知識より経験者の声が一番役に立つ」

私自身も、実家を20年放置し、 何から始めればいいのか分からない状態でした。

しかし、ある正しい窓口に出会ったことで、 数週間で解決へ進み始めました。

👉 20年放置した空き家を手放すまでの実体験はこちら

まとめ

久留米市に空き家を抱えるあなたは、残置物・二次相続・老朽化・遠方管理——状況は違っても、「どうすればいいかわからない」という同じ悩みを抱えているのではないでしょうか。そうした気持ちは、決して特別なことではありません。同じように悩んでいる方が、久留米市だけでも数え切れないほどいます。

福岡県の空き家率は12.40%と全国平均を下回りますが、久留米は中核市として土地の需要が底堅い一方、特定空家・管理不全空家に認定されれば固定資産税が最大6倍になるリスクもあります。動き出すなら、今が一番良いタイミングです。

それでも、今日動き出せば間に合います。電話一本から始まります。「今この物件がいくらになるか」をただ知るだけです。その一つの行動が、何年も抱えてきた重荷を下ろす最初の一歩になります。

久留米の実家が、誰かの手に渡り、再び灯りがともる。そんな未来は、あなたが思うより近いところにあります。

空き家売却で後悔しないために

空き家を売るか迷っている方や、何から始めればよいか分からない方は、まずこちらの記事をご確認ください。


売却を検討し始めた方へ

「結局どこに相談すればいいの?」 という方のために、空き家専門の買取業者を比較した記事をまとめています。

査定は無料で、申し込んだからといって売却が決まるわけではありません。 まずは選択肢を知ることから始めてみてください。

目次